自分の機嫌にもかかわらず自分で責任をもって自分の機嫌をとっているヒトが極めて少ないと言わざるを得ません。
ほとんどのヒトが環境や出来事や他人の影響を受けて自分の機嫌を悪くしているのです。
したがって、自分の機嫌の悪い原因は、環境や出来事や他人にあると文句を言ったり言訳したりしています。
『あいつが〇〇だから、機嫌が悪いんだ。昨日は機嫌が悪くて夜も眠らなかった。あいつのせいで・・・』と。
しかし、こちらがどんなに機嫌悪くなっていても、眠れないのは自分であって、あいつはグーグー寝ているのです。
すなわち、機嫌悪くなった理由がどうあれ、機嫌悪くなって損をしているのは自分自身だということを知りましょう。
すなわち、自分の機嫌を自分で取れないのは人生の損失なのです。
機嫌が悪くなればあいつが眠れなくなるならいいでしょうが、そんなことなど決してありません。
下手をすると社会のほとんどはみなヒトの機嫌を気にしながらあるいはヒトの機嫌を取ることに夢中になりながら、結局は自分の機嫌は悪く生きている人たちの集まりです。
しかし、機嫌が悪くても何もいいことなどないのですから、とにかく自分の機嫌は自分で取るんだと考えて生きるべきでしょう。
誰かが機嫌を取ってくれるのを待って、自分の機嫌を誰かに任せる人生から脱却しましょう。
どうすればいいのかといえば、まずは自分の機嫌は自分で取るとまず決めることが大事です。
どうやって自分の機嫌を取るのかという方法が大事なのではなく、まず決めているかどうかが大切なのです。
そして、さまざまなライフスキルを磨かれていけば機嫌は自分で取ると決めているヒトは自分の機嫌を自分で取れるようになってくるのです。
辻 秀一 フローマインド
所長視点
自分の機嫌を悪くした人ゆえに、いつまでのイライラしてしまうことがあります。次の日や、思い出すだけでイライラする。
しかし、イライラさせた相手は、そんな自分とは裏腹に、いまごろパフェでも食っているかもしれない。
イライラさせられたことに囚われているよりも、自分の機嫌は自分でとる。それが一番早いし、安全でもあります。
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