自分の思いどおりにしたい

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「本心を育む」のトリセツ

皆様の本心が刺激をうけ、栄養になりそうなお題を、まさきち所長がチョイスし

まさきち所長視点で解説しています

日々の生活で、真の家庭づくりにお役立てくださればさいわいです


まさきち所長
まさきち所長

今日のお題は

またまた 小林正観さんです

いつも深い内容ですよね

まさきち所長
まさきち所長

仏教的な視点が多いので

日本人にはわかりやすいですね

今日のお題

七十歳の女性が、私に次のような質問をしました。

「九十歳になる母が、新築の家に二十年前の型の新しいキッチンを入れたいと言ってきました。

私は最新のシステムキッチンを入れたいのですが、母は頑として譲りません。

どうやって説得したらいいでしょう」

 「それは誰の家ですか?」 と私は聞きました。

「母の家です」

「住んでる人は誰ですか?」

「母です」

「キッチンを使うのは誰ですか?」

「母です」

「あなたは関係ないのでは?」

「でも母が亡くなった後は、私がこの家に入る予定なんです」

「ではそうなった時に考えたらいかがですか」

このように、悩みの多くは、「自分の思いどおりにしたいが、できない」ということから生まれます。

自分の思いどおりにできないことが、悩みだと思い込んでいるのです。

「もしかして、あなたは、今まで人間関係が大変だったのではないですか?」 と聞いたところ、その女性は十秒くらい考えてから答えました。

「ありとあらゆる人間関係が大変でした」

「家族関係も隣人関係も友人関係も、すべて大変だったのでは?」

「全部、大変でした」

それもそのはず。

この女性が考えてる悩みや苦しみは、すべて自分の思いどおりにしたいということ。

自分の思いどおりにならないことが問題だ、悩みだと思っています。

世の中には、自分の思いどおりになることは、ほとんどありません。

それにもかかわらず、この女性は自分の思いどおりにすることを一生涯かけてやってきました。

一生涯かけて、自分で悩みを産み落としていたということです。

この女性の質問から、悩み苦しみは自分の思いどおりにしたいだけ、ということが見えてくるのではないでしょうか。

『「今」という生きかた』廣済堂文庫
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所長視点

仏教で「一切皆苦(いっさいかいく)」という言葉があります

人生とは思い通りにならないと知ることから始まる…という意味です

人間関係の「苦」も相手を変えられないことから始まますが、いくら、相手の言うことが気に入らないからと言って、相手を変えることはできないのですが、どこかで『自分は悪くない』という思いがあると相手を変えようとしたり、変わってくれさえすればすべてが解決する…と考えるようになります

思い通りにならないことを、思い通りにしようとしているときの『悩み』は、自分が何かにこだわっている証拠でもあります。

こだわりを捨てれば、解放された心が待っているのに、なかなか手放せないのは、まだまだ執着が強いんだな…と気づく毎日です




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