今日は引用は
エリートを超える 凡人のための人生戦略ノート
になります
今日の本の引用はこちら!
《何かができないという思い込みは、リスクを冒したくないことを 単に正当化しただけである
(アリ・キエフ/精神科医)こんな話があります。たとえば、はしかを予防するためには、ワクチンを打たないといけない。しかし、そのワクチンの副作用によって死ぬかもしれないから、子どもの親が反対する。でも、それは飛行機が落ちる確率よりも低かったりします。ということは、その親は子どもを一生飛行機に乗せないということでいいですね? という話になりますよね。
実は、特に意識していない毎日のこともリスクだらけだったりします。会社に行くために電車に乗ることも、料理をするためにガスに火をつけることも、休日に街を歩くことも….何が起こるかわからない。危険がいっぱいです。
リスクというのは確率の話であって、確率はかけ算で導き出されます。だから、車に乗って、タクシーに乗って、飛行機に乗ってアメリカに行ったとしたら、電車で 事故が起きる確率と、タクシーで事故が起きる確率と、飛行機が落ちる確率と、アメリカで事件に巻き込まれて死ぬ確率…それらを全部かけ合わせると、実はめちゃく ちゃリスクの高い行動をしているわけです。
そして、そのリスクの中で生きているのが人間です。リスクというのはそれだけを抜き出してとらえると危険に見えますが、俯瞰(ふかん)して見たり比較することによって、また違った側面が見えるものです。そんなに過剰に恐れないことが大事だし、それよりはリターンのほうが常に大きいことを頭に入れておいたほうがいいでしょう。
リスクとリターンは常にセットで考えるべきです。
だから、本当のリスクというのはリスクテイクをしないこと。そこで生じる機会損失のほうが痛いと思います。
『凡人のための人生戦略ノート』かんき出版
今日のポイント
最短で成功する秘訣は最短で失敗することだそうです。失敗をしながら沢山のことを学び、成功へと近づけていく。ならば失敗を沢山して沢山学ぶことが成功する秘訣になります。
となれば、成功できない人の多くは失敗を恐れて行動しない人。いわゆるリスクを取れない人か、失敗したことでリスクをとることをやめてしまう人になります。
親がよく言う「だからいったじゃないの!」は子供に失敗させない親の口癖で、リスクを避ける子供になる可能性大。
ただし、注意点として失敗したときに致命傷にならないリスクをとるのがポイントです
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