一度も苦労したことがない

本心を育む人生を出発しましょう

実は本心を育むのに一番有効な手段は『本を読むこと』です。
なぜなら、本を読むことは人との深い出会いになるからです

人望がある人に共通しているのは、常に本を読んでいることと言われています
私は50年に人生でそれを実感しました

FUJU
FUJU

今日は引用は

人生後半戦、これでいいの

になります

今日の本の引用はこちら!

一回、インタビューで訊かれたことがあるの。「萩本さんに、苦労した話を訊こうとすると、『ないです』と返ってくる。他の記事を見ても、『苦労した』とは書いてない。でも子どもの頃の話や売れるまでの話を聞くと、大分苦労してますよね。なのにどうして、苦労したって思わないんですか?」
ぼくは、子どもの頃に十六年間貧乏をして、コメディアンになってからも有名になるまで十年かかった。確かにいろんなことがあったけど、本人はそんなに辛いと思ってないんです。他の人には辛そうに見えることを、ぼくはどうして辛いと思わないのか。それが不思議だったみたい。
多分、最初から人生との付き合い方がうまかったんですね。何もわからない頃からきっと、「人生は来る」だって、感じてたような気がする。だから辛いことや悲しいことは、うまくよけて生きてきた。よけ方もうまかったんでしょうね。
「こんなにひどいことが来たってことは、何か いいことがある前兆かな」とか「大変だけど、ここをもうちょっと頑張れば、なんか楽しいことが来るぞ」 と思ってたから。嫌なことや苦しいことが来るたびに、「あ、また一個運がたまった」って。
そう思ってると、絶望的になったり悲観的になるどころか、未来が楽しみになるんですよ。わざわざ苦しいことを、求めていたようなところもあるの。皿洗いのバイトだって、春や夏じゃなくて、寒い冬にだけやっていた。辛いことを避けるんじゃなくて、辛い ことを進んでやった方が、あとからいいことがたくさん来ると思ってたんです。
自分はいつか必ず有名人になる、と信じていたからいつか伝記や自伝を、出版する時にちょうどいいエピソードになるんじゃないか、と考えてもいた。だからぼやいたり愚痴ったりもしなかったですよ。そんなことをしたら、せっかくたまった運がチャラになりそうでね。
そんなふうに思ってきたから、嫌なことが嫌にならなかったし、辛いことを辛いと感じなかったんでしょう。振り返ると、ぼくの人生には楽しいことばっかり来てた。人生が運を育ててきた気がします。


『人生後半戦、これでいいの』ポプラ新書

今日のポイント

神様は苦労という包みでくるんで、恩恵を与えようとするそうです。それを知っている人は苦労する出来事があったときに「よし!」と言えます。
恩恵と苦労はセット。恩恵があれば苦労があり、苦労があれば恩恵がある。それが人生だと受け入れられれば、苦労があっても恩恵があっても幸せになれるような気がします

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