FUJU
今日は引用は
やる気の健康学
になります
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吉田松陰は、享年30歳でこの世を去ったが、人を劇的に感化する力をもった、古今まれな偉大な教育者であった。松陰は27歳のとき、松下村塾を開いたが、8畳とその後増築された10畳半の小屋を改築した粗末な教室であった。
教育期間は、たったの一年。その後の実家での教育を含めても2年半だが、塾生は約90名。その中で世に活躍した著名な人物は、高杉晋作、久坂玄瑞、桂小五郎、伊藤博文、山県有朋、品川弥二郎、等々
松陰の与えた討論のテーマは主に時事問題。なぜ、清国が欧米列強の植民地になったのか。日本は、これからどうすべきか。自分ならどう動くか。それは、世のため人のためになるのか。
昨今の、記憶する教育ではない。何かことが起きたとき、一つの問題に集中し、一つずつ解決していくのが理想だが、現実はそうはいかない。現実には、新しい問題が次々と起きるから、同時並行して解決していくしかない。教育も同じだという。
最後まで結論を出さず、次々と課題を出す。すると、人は自分で考えざるをえない。
そして、行動する。自分で考え、行動したことは印象に残る。しかし、人から教えられ、記憶したものは印象に残らない。
借り物の考えだからだ。
『やる気の健康学』知的生き方文庫
今日のポイント
教育は、全てを教えるのではなく、考えさせることがとても大事です。しかし人は、自分が知っていることは、教えたくてしかたがない。手を出してしまう。それを我慢し、そこに余韻を残すことで、教育効果が抜群にあげるそうです
教育の余韻を楽しみたいものです
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