神道 見えないものの力

本心を育む人生を出発しましょう

実は本心を育むのに一番有効な手段は『本を読むこと』です。
なぜなら、本を読むことは人との深い出会いになるからです

人望がある人に共通しているのは、常に本を読んでいることと言われています
私は50年に人生でそれを実感しました

FUJU
FUJU

今日は引用は

神道 見えないものの力

になります

今日の本の引用はこちら!

おとぎ話というのは、昔から何度も何度も語り伝えられていくうちにだんだんと研ぎ澄まされた、素晴らしい真実の話なのです。このおとぎ話というのは、いかにも子ども向けの話のように見えるけれども、この中には人間の生きるべき真理、いのちというものが理屈なく語られているのではないかと思います。
子どもの時、毎日のように、おじいさんおばあさん、お父さんお母さんから、同じおとぎ話の話を聞いても、あきないで子どもたちは聞きます。これは理屈ではなく、世の中の神さまの真実のいのちを伝えているからだと思います。
「浦島太郎」というお話しがありますね。これは人間の生きる道は、他の動物とは全く違うということを伝えているお話だと思います。人間以外の生物は、みな自分が生きるために食料を求め、子どもを産んで生きていますが、人間だけは自分のために生きるのではなく、人を幸せにするということで生きているのです。
自分以外の幸せのために生きるというのは、人間以外にはおりません。
これをむずかしいことばで言えば、陰徳ということだと思います。陰徳というのは、人に知られずによい行ないをすることです。浦島太郎が、子どもたちがいじめている亀を助けるというのは、助けたからといって、自分が何か見返りを求めるということではない。ただかわいそうだから助けてあげただけです。
何ら見返りを求めない。
そうしたら亀がお礼にと言って竜宮城に連れて行ってくれたというお話です。つまり、見返りを求めない陰徳の生活をすると、神さまの世界に近付けるという、人間本来の生き方が語られています。
それに比べて現在の人間は、特に戦後の日本人は、外国から入ってきた理屈の教育で、人のことよりも自分の目先の欲だけで生きるという我欲の生活をするようになったため、 現在のような乱れきった世の中になってしまったのだと思います。人の幸せのために生きるなどと言うと、そんなことでは今の世の中は生きてはいけないという人がたくさん いますが、これはまったく逆だと私は思います。
神社でも、ただ神さまをお悦ばせする祭りだけを、繰り返し繰り返し行っております が、その結果、春日大社は千三百年たった現在でも、祭りは続き繁栄しています。これこそ人間の生きる道を、神社の祭りは示していると私は思うのです。

神道見えないものの力 葉室頼昭

今日のポイント

「古くて古いものは滅び、新しくて新しいものも滅びるが、古くて新しいものは栄える」と神道ではいわれています。陰徳を積む生活こそ、古い考え方でありますが、人間社会のなかでは古くから滅びずに続いてきています。そして新しい自分を創り出してくれる秘訣でもあります.

時間を超えて通じる生き方を大切にしていきたいですね

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