今日のお題は
全国仏教カウンセリング協会代表、岡本一志(かずし)さんです
今日のお題
仏教に「機縁(きえん)」という言葉があります。
機とは心のこと、縁とは教えを説くきっかけのことです。
仏さまが私たちの心(機)の状態が整ったのを見計らい、「よし、今が教えを説くチャンスだ」と教えを説かれるのを「機縁が熟する」といいます。
ここから転じて、その人の心(機)に合った縁がやってくることを「機縁が訪れる」といいます。
それでは、人生の転機となるきっかけは、どんな人からもたらされるのでしょうか?
このことについて、ある機関が研究調査した結果、転職や結婚相手との出会い など、人生の大きな転機は、普段めったに会わない人からもたらされることが判明したそうです。
年に1回か2回しか会わない人、たまたま出会った人から、その後の人生を大きく左右するきっかけが与えられるということは、なんだか不思議な感じもしますが、よくよく考えると理屈が通っています。
普段よく会う人は、持っている情報もたいてい似たものになりやすいです。
近所の知人や友人を考えてみるとわかりますが、知人も重なっていることが多いので、話題も同じようなものになりがちです。
ですから、そこからこれまでなかったようなきっかけがめぐってくることは少ないと言えるでしょう。
一方で、普段めったに会わない人は、自分とは違った人とのつながりを持っていますので、自分の行動半径の中にはない情報を持っていることが多いと言えるでしょう。
このことから考えても、普段よく会う人よりも、めったに会わない人から、思いがけないチャンスやきっかけが与えられることが多いのです。
ただ待っているだけでは、転機というのは訪れません。
いいめぐりあわせにあえないと嘆いているのなら、それは、ひょっとしたら、 自分の行動半径の中に閉じこもって、そこから出ていないだけなのかもしれません。
転機となる扉は実はすぐそこにあって、普段の世界を一歩踏み出してみることで、開かれます。
自分が変われば、チャンスはおのずともたらされるものです。
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所長視点
1年を振り返ったときに何があったかなー。と思うのは、自分の枠のなかだけで生活していたからかもしれません
大事なことは、「まずやってみること」。とりあえず、チャレンジしてみる。
やってみてから、合わなかったら止めればいい。
人生の大きな転機は、普段めったに会わない人からもたらされます
まずは、この年末年始には、自分が読みそうもない本や映画を見てみるかなー
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