今日のお題は
小林正観さんです
今日のお題
コップの機能を考えてみます。
お湯を溜める、水を入れるなど2つの機能があります。
新幹線を考えてみると、物を運ぶ、人を運ぶなど2つの機能がありあります。
機能というのは、つまり役割ということです。
では、人間の役割というのはどのくらいあるのでしょうか。
私はそれをずっと宇宙に問いかけていました。
そして、問いかけてから2年ほど経ったとき、次のような答えがきました。
「人間の役割(機能)は、喜ばれた数だけ存在する」
たとえば、満員電車の中で、おばあさんに席を譲って「ありがとう」と言われた。
その瞬間に、「私」がこの世に生まれた意味が一つ誕生しました。
駅で、びしょぬれになっている人がいて、自分が帰る方向が一緒だったから、「途中まで一緒に行きましょうか」と言って、「ありがとうござます」と言われたら、それがまた一つの機能になるのです。
しかも、相手は人間だけではありません。
たとえば、ここにグラスがあって、これをドンッと乱暴に置いたら割れてしまった。
そうすると、このグラスの魂は「ああ、この人に持たれたくなかった」と思うわけです。
喜ばれていない。
けれども、本当に心を込めてそっとおいた時には、「ああ、この人に持ってもらってよかった」と思ってもらえる。
それが、「喜ばれた」ということです。
人間だけではなくて、すべてのものから喜ばれた時に、「私」という存在は役割を持つことになる。
実は、この世に生まれたことの意味は、喜ばれることであり、その役割の数は、人間だけは上限がない。
今、「私」がそのことに気がついて、自分がそのように生き始めると、人間である「私」の役割は、無限に増やすことができます。
人間だけは、自分の意志によって、役割をいくらでも増やすことができる。
人間の喜びや幸せというものは、最終的には、自分が喜ばれる存在であることに尽きるようです。
『悟りは3秒あればいい』大和書房
所長視点
周りから喜ばれたかどうかは、自分がきめられません。
かといって、相手が喜ぶために自分を犠牲にする人のなかに「自分が認められたい」思いで喜ばせようとするのは、本当の意味では相手の喜びにはなりません
そう考えていくと何がよいのかが、わからなくなりそうですが…
機嫌よく丁寧に生きている人は、本人も嬉しそうだし、まわりから喜ばれる。
簡単に考えるとそういうことでしょうか?
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