あとから来る者のために

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「本心を育む」のトリセツ

皆様の本心が刺激をうけ、栄養になりそうなお題を、まさきち所長がチョイスし

まさきち所長視点で解説しています

日々の生活で、真の家庭づくりにお役立てくださればさいわいです


まさきち所長
まさきち所長

今日のお題は

葉室頼昭 さんです

随分古風な苗字ですね

まさきち所長
まさきち所長

お医者さんでありながら

枚岡神社や春日大社の宮司を務めた方です。

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今日のお題

渡部昇一氏のこんな話を思い出した(月刊致知 2011・1)

氏は若い頃、ギリシャのスニオン半島を二週間ほど旅し、ポセイドン神殿はじめ多くの遺跡を見た。

帰国後、石巻に行った印象が忘れられないという。

石巻には港を見下ろす丘に大きな神社がある。

その祭りを町を挙げて祝っていた。

海を見晴らす丘に海神を祀るのはギリシャも日本も同じだが、 ギリシャの神ははげ山の中の遺跡と化している。

しかし、日本の神は豊かな鎮守の森に包まれて社に鎮座し、住民がこぞって祝っている。

「古代ギリシャ文化はもはや死んでしまったが、古代日本文化はいまもまさに生きているのです」

この事実は何を物語るのか。

ギリシャ神話は有名だが、神々の系譜は神話の中だけで完結、断絶し、 いまに繋がっていない。

これに対して日本は、天照大神の系譜に繋がる 万世一系の天皇という具体的な存在を軸に、我われの祖先は目に見えないもの、 人知を超えたものを畏敬し、尊崇する心を、 二千年以上にわたって持ち続けてきた、ということである。

そしてこの民族の魂は今日もなお生き続けている、ということである。

目に見えないものへの畏敬、尊崇の念は、自らを律し、慎む心を育んでいく。

同時に忘れてはならないのが、我々の祖先が絶えず後から来る者のことを考え、 遠き慮(おもんぱか)りの心を持ち続けたことだろう。

詩人の坂村真民さんはそういう先人の祈りを象徴するような詩を残している。

《あとから来る者のために

田畑を耕し 種を用意しておくのだ

山を 川を 海をきれいにしておくのだ

ああ あとから来る者のために

苦労をし 我慢をし みなそれぞれの力を傾けるのだ

あとからあとから続いてくる あの可愛い者たちのために

みなそれぞれ自分にできる なにかをしてゆくのだ》』

『神道感謝のこころ』春秋社
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所長視点

現在、コロナ禍で、多くの日本のお祭りが中止となっていますが、人々が参加する祭りが中止されても、神社では神事としての祭祀は神職や崇敬会が催行し、変わることなく脈々として続けられているそうです

このような文化や様式が1000年以上にわたって 当時と全く同じように継承されている日本の伝統を大切にすることが日本人の背骨ともいえます

あとから来る者のために、目に見えない大切なものを連綿として伝えていきたいですね 

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