今日は引用は
誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本
になります
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天皇の四方拝は、天皇が元旦の夜明け前に行われる天皇の祭祀です。元旦の、まだ夜が明けないうちに、天皇陛下が特別の祭殿に入られて神々をお招きし、祈りを捧げられる神事です。
『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』
その祈りは天皇が神々に、
「国家国民のありとあらゆる厄災は、すべて私に先にお与えください」
と祈られるのです。
天皇は臣民を代表して神々と繋がる御役目です。その天皇が、年のはじめに、神々を皇居にお招きして、あらゆる災害は、民衆がその厄災を受ける前に、まずは我が身を通してください。そして万病を取り除いてください。
自分の心は常に神々の御心のまにまにあります。と祈られているのです。
そして、この四方拝が、皇居において元旦の早朝に行われたあと、夜が明けると、一般の民衆が、氏神様に初詣に行きます。天皇がすべての厄災をお引き受けくださったあとですから、人々に残るのは「良いこと」だけです。
そこに新年の参拝「初詣」にいき良い運勢をいただけることへの感謝として「初詣」にいくのです
日本の天皇は、「支配者として君臨する人」ではなく、神々の御意思を臣民に知らし、神々の「たから」である臣民の豊かで安心して安全にくらしたいという思いを神々にお伝えする役割です。
民衆が、神々のたからであるということは、民衆に国家として最高の尊厳が与えられているということですが、そこには民衆の側にも高い民度が求められます。
そうでなければ民は我執我欲に走り、なかでも飛び切り欲の深い者が富や政治を私物化して独占し、他の民から収奪をはじめてしまうからです。
我が国ではどこまでも、歪みを正してまっすぐにするために用いるのが武です。人々が私的な欲を自ら抑えこみ、誰もが公徳心を持って真っ直ぐに生きることができるならば武は必要ないかもしれません。
いまの日本に欠けているのは、その武かも知れません。どこまでも謙虚に、自分の幸せだけでなくみんなの幸せを願っていく。
天皇陛下が率先して、元旦の早朝から、そうしておいでになるのです。国民もまた、互いの「愛」を大切にする。そうすることで、互いに信頼しあえる国を築いていく。
それが日本の精神と言えるでしょう
小名木 善行 著
今日のポイント
元旦の四方拝における天皇の立場は神々の「たから」である臣民の豊かで安心して安全にくらしたいという思いを神々にお伝えする役割です。この姿勢こそ、リーダーや父母に求められるものです
互いに愛を中心として信頼しあえる国、社会、家庭をつくりたいものです
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