これは南北米福地開発協会の『パンタナール通信』をブログに落としたものになります
エスペランサ村は、LEDAからボートで2時間。一番近くにあるインディオの村。 LEDAには労働者が働きにきていて、一番身近な村です。 開拓当初から、学校建設、修繕、公園建設などを行ってきました。 昨年から、青年がLEDAに長期で滞在するようになるのをきっかけに、「エスペランサ村から国に貢献する人材を輩出する」をテーマに毎月、エスペランサ村に訪問して教育支援プロジェクトを始めました
第4回エスペランサ村教育プロジェクトは、6月9日に行いました。プログラム内容は、植樹活動、小中学校の校長先生ならびに高校の校長先生との対談、清掃活動、遊びです。
●今回の清掃活動には、エスペランサ村の子どもたち25 人が参加しました。回を重ねるごとに、参加人数が増えています。
●今回の遊びは、チームワークが勝敗を左右する、チーム戦形式のゲーム(しっぽとり、どろけい、リレー等)を中心に、村の子どもたちと日本人合わせて22 人で行いました。ルールを理解できたら、チームで協力しながら全力で楽しむ姿がありました。
●植樹活動は、エスペランサ村の教師、高校生、レダのチャパボラ、スタッフが協力して、学校に10 本のニームの木、6本のアセロラの木、5本のグレープフルーツの木を植えました。ニームの植樹は、涼しい木陰を作るため、コルマン校長先生の願いを受けて行ったもので、教室の窓のすぐ外に植えました。
昨年は、青年奉仕隊活動の一環として、高校の教室内に布のカーテンを取り付けてあげました。今回植えたのは、緑のカーテン。すくすくと育てば、授業にいっそう集中できることでしょう。エスペランサ村の土は塩分が濃くて、木が枯れてしまうことがあります。そこで、青年たちが肥料を持ってきてくれ、それを使って植えることができました。
今回の植樹は、エスペランサ村の人々の「木を植えて欲しい」という強い願いと、村の子供たちの協力があって実現しました。住民たちの思いに応えるかたちで、彼らとしっかり協力でき、良い活動になりました。
●小中学校と高校の両校長先生との対談で、高校の校長先生ホセ・オルメ(Jose Olmed)さんは「子どもたちが間違った方向に行かないように人格教育を行ってほしい」「以前、統一武道の先生が統一武道を教えに来てくれて、とても好評だったので、またあの先生に来てほしい」とのことでした。また小中学校の校長先生コルマン・カパタイ(Colman Capatay)さんは
「農業や養殖など、技術教育もしてほしい」「教育につながる遊び、集中できる活動がありがたい」「月に一回でなくても、毎週来てくれてもいいんだけどね」と語っておられました。
このエスペランサ村教育プロジェクトは、エスペランサという小さなコミュニティの枠を超えて、発展する可能性のあるものだと思います。それは、私たち2世世代がこれから世界で担っていく役割を考えるとき、その果たし方の一つのモデルになると思いますので、これからも継続的に頑張っていきます
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