とにかくどんどん

「本心を育む」のトリセツ

皆様の本心が刺激をうけ、栄養になりそうなお題を、まさきち所長がチョイスし

まさきち所長視点で解説しています

日々の生活で、真の家庭づくりにお役立てくださればさいわいです


まさきち所長
まさきち所長

今日のお題は 

広島県教育委員会教育長、平川理恵さんです

2010年に公募で全国初の女性公立中学校民間校長に着任。

文部科学省中央教育審議会の各委員を歴任し、2018年4月広島県教育委員会教育長に就任しました

民間人校長・平川理恵さんが描く公教育の未来:日経xwoman

今日のお題

2020年3月現在、広島県の教育長に就任し約2年が経とうとしています。

どうか?と聞かれれ ば、「もっとカタくてガチガチだと思っていたら、結構いろいろできるじゃん!」というのが感想です。

心の声に従い、思ったことをズバズバ言うので広島県教育委員会のスタッフには苦労をかけていると思いますが、私自身は毎日楽しく仕事をさせてもらっています。

これまでどんどん改革をしてきました。

気づいたところから「とにかくどんどん」という感じです。

現場主義を掲げ学校現場の訪問を重ねたり、「教育長と呼ばないで」と上意下達な組織をフラット化したり、新しい組織を立ち上げて今までの人事とは違う形で引き上げたり、現場の先生や指導主事を連れて国内外一緒に行って将来の教育の姿を見せて一緒に指導案まで考えたり、文部科学省にガンガン意見を言ったり…。

やり過ぎで怒られるかな?と心配することもありますが、案外怒られるときは「え? そこですか?」と拍子抜けするようなことで、本筋からは離れていると思います。

それもそうだし、多 少怒られたってかまわないのです。

変化の時はそのくらいじゃないと変えるエネルギーには変換されないのではないでしょうか。

教育長就任1年目に「2学期末までに県立103校、3市町全部の学校をまわる!」と宣言しました。

学校訪問の際には、到着し次第、すぐに授業を観せてもらいます。

昇降口、トイレ、保健室、図書室、 特別教室、事務室、職員室はもちろん、倉庫まで観ることもあります。

1校につき1時間くらいしか訪問時間は取れませんが、これだけの数を訪問すると、入った瞬間にその学校の雰囲気や活気を感じとれるし、自然と問題のあるところに足が向きます。

大方の学校は大変頑張っているのですが、時には「ややっ!」と「家政婦は見た」状態になることも あります。

学校を観させていただいた後、管理職だけでなく主幹教諭も交え、良い部分はほめる一方で 「この辺りはどうか?」と忌憚なく問題提起することもあります。

視点は常に「私が児童生徒だったらどう思うか?」です。

「ややっ!」と思うことは、大きなことから細部まであります。

言いづらいことも思い切って言います。

子供たちのために、ここは遠慮してはいけないのです。

「この学校の子供たちはあまりかわいがられてないように思います。

校長先生ご自身、もっと子供たちの中に入っていってください。

ご自身の担任時代を思い出してください。

もっと一人ひとりに寄り添っていたはずです」と伝えたこともあります。

また、学校訪問した際、ここが学校をよりよくするポイントだという「スイッチ」を探し当てるようにしています。

「日本は、着るものや食べるものはたくさんのチョイス(選択肢)があるのに、どうして教育だけはこんなにチョイスがないのだろう?」。

ずっとそう思い続けてきました。

「この地域に住んでいるから、この学校。もしくは私立に行くしかない」という感じです。

しかし、私立に行ったところで、日本の学習指導要領と教科書に基づく授業なので、進度や集まってくる子供の質は違うのでしょうか、そんなに大きく変わりはしません。

子供たちのために「教育にチョイス(選択肢)を!」に向け果敢に挑戦していきたいと思います。

私には信じていることがあります。

それは「人間が決めたことは、人間によって必ず変えられる」ということです。

行政はすぐに「条例があるので無理です」とか、小難しいことをもっともらしく言いますが、「だったら条例を変えるか、解釈を見直せないか考えてみてください」が私の返答です。

子供たちの未来のために、今後も果敢にそして真っ直ぐに挑戦していきたいと思います。

「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」は旧・社訓でリクルート創業者・江副さんの言葉です。

この言葉を胸にこれからも頑張っていきたいと思います。

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所長視点

「自分を大人だと思う」「自分は責任がある社会の一員だと思う」「将来の夢を持っている」「自分で国や社会を変えられると思う」「自分の国に解決したい社会課題がある」「社会課題について、家族や友人など周りの人と積極的に議論している」

日本は中学生は、いずれの項目においても先進国で圧倒的な差をつけられて最下位だったそうです

これは、子供たちだけの問題ではなく、大人にもまったく同じことが言えるかも

大人が失敗しても「とにかく どんどん」進める生き方をしたいものです

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