今日のお題は
ウエイン・W・ダイアー さんです
アメリカの心理学者で「個人」の生き方重視の意識革命を提唱していて
世界的に評価されています
今日のお題
ある心配性の人がいた。近所の人が「今日はいいお天気ですね」と挨拶したら、その心配症の人は「こんなにいい天気が続いては、傘屋をやってる息子は困るだろうなあ」と答えた。その次に雨の日に「今日は雨が降って、息子さんの商売にいいでしょう」と挨拶したら、今度は「いや、娘の嫁ぎ先はビヤガーデンをやっているから、困るだろうなあ」と言った。
「自分の価値」を高める力 より
まったく同じシチュエーションでも、雨が降ったときは傘屋をやっている息子にはいいなと考え、天気になったら、ビヤガーデンの経営者の嫁にいっている娘にはいいとも考えられるわけである。
これは極端な例ではあるけれども、すべてのことは考え方によってガラリと違って見えるものだということだ。
よい天気というのは山に登るのによい天気、あるいは運動会をするのによい天気という意味である。つゆ時に雨が降るのは、農家にとって本当はよい天気なのである。あるいは読書好きの人なら、雨が降る日のほうが落ち着いてよく読めるということもある。つまり、雨が降る日とかよく晴れた日とかがあるだけであって、よい天気、悪い天気というのはその本質について考えればまったく無意味な言葉である。
そこまでよく見通すことができれば、自分の考え方をコントロールすることができる。それはとりもなおさず、自分の感情をコントロールできるということなのである。自分の感情を人のせいにするというのはまさに間違った選択であって、すべての感情は自分の考え方、見方を深めることによって全部選択できるものである。感情を人のせいにしないということが「自分のための人生」の一つの出発点になる。
所長視点
自分の思考や考え方は努力次第で成長させることができます。
それには、自分の考え方の「クセ」に気づくこと。無意識のうちにおちいってしまっている「クセ」はなかなか厄介ですが、振り返ったり、彼は自分がいつも正しい、という考えは決して持たず、出会う全ての人から学ぶ姿勢をとることで気づけるようになっていきます
自分の努力でできることをしないで、自分のできないことにばかり目がいって憤っている…そんな生き方を卒業したいものです
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