NO442 「人に残した思い出」

本心を育む
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心を育むことば

アルフレッド・ノーベルはノーベル賞を創設した人として有名だが、実はダイナマイトを発明した科学者であり発明家だ。1888年に兄が亡くなったとき、弟のノーベルと間違えて書かれた死亡記事が出た。そこには、
「一瞬にして多くの人を殺害する方法を発明し、それによって富を築いた死の商人死す」
とあった。それを見て、ノーベルはその後の自分の生き方を改め、ノーベル賞をつくったという。
「何によって人に憶えられたいか」は、人の一生において、重要なテーマだ。死の商人と言われるのか、ノーベル賞の創設者と言われるか。人は、亡くなった後、この世に残していけるのは、「人に与えた思い出」だけしかない。人が憶えていてくれた「思い出」だけが、残るのだ。
人に与えたものが、「不平不満」「愚痴」「泣き言」や、「悲しみ」「怒り」「憎しみ」だけだったとしたら、こんな寂しい人生はない。
何も大きいことをする必要はない。人の心に、「温かで優しい気持ち」「しあわせ」「楽しい」「笑い」や、「感謝」の気持ちを少しでも残すことができたら、こんな嬉しい人生はない。

~ ピーター・ドラッカー氏より ~

所長視点


関わった人の心にどんな気持ちを残していくのかは、その人の生き様にかかっています。より心の奥深くに残すことのできる気持ちは、どれだけ自分の気持ちを掘り下げて、掘り下げて、本心に正直に生きたかによるのかもしれません

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