今日は引用は
おもしろいほどやる気になる本
内藤誼人 著になります
今日の本の引用はこちら!
私たちの感情というものは、自分がしている表情によって影響を受けます。楽しいことなど何もなくとも、ニコニコしていれば、不思議に心も陽気になってきますし、眉間にシワを寄せて、不機嫌そうな顔をしていると、いつの間にか不機嫌になってきてしまいます。これを「フェイシャル・フィードバック効果」といいます。
『おもしろいほどやる気になる本』 内藤誼人 明日香出版社
私たちの脳みそは、自分がしている表情からのフィードバックを受けて、「笑顔なんだから、楽しいはずだ」と思い込みます。そして、ドーパミンなどの快楽物質を分泌しはじめるのです。私たちの脳みそは、表情にだまされてくれるのですね。
「面倒くさいなあ」と思って、そういう顔をしていたら、どうなるでしょうか。私たちの脳みそは、面倒くさいという気持ちを引き出す乳酸などの物質を身体に分泌しはじめてしまいます。だから、余計に身体も疲れるのです。したがって、面倒くさい仕事に取り組むときには、もうこれ以上ないというくらいの満面の笑みを浮かべるのが正解です。
イリノイ大学のマヤ・タミールは、面白くもなんともないときに、1分間、笑顔を作らせるという実験をしたことがあります。両頬に力を入れてもらって、口角が上がるような顔(つまり笑顔)をとってもらうと、なぜかポジティブな気持ちが生まれたのですね。また、タミールは、両眉に力を込めて、しかめっ面を作らせると、怒りっぽくなってしまうことも突き止めています。
フェイシャル・フィードバック効果は、まことに強力な作用をもたらすと言えるでしょう。まずは自分の脳みそをだましてしまうためにも、とびっきりの笑顔を作ってください。「イヤだ、イヤだ」と思っても、どうせ逃げられないのですから、楽しくやったほうがいいに決まっています。そのためには、まず笑顔を作ることが大切なのです。
『トム・ソーヤーの冒険』には、「ごきげんなペンキ塗り」という話があります。ポリーおばさんに罰として塀のペンキ塗りを命じられたトム・ソーヤですが、鼻歌交じりに楽しそうにペンキ塗りをしていると、友達たちが代わりにやらせてくれとお願いしてきて、トム・ソーヤはそれを押しつけることができた、というお話です。
本のポイントはここ!
生活していると楽しくないこと、嫌な人と接することは避けられません。どうせイヤなことをするのなら、せめて楽しそうにやりましょう。そのほうが自分も楽しめますし、ほかの人も手伝ってくれるかもしれない。それが幸せになっていく秘訣かもしれません。意外と簡単かも
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