本心を育む NO466「折れない心」

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《過(あやま)ちて改めざる、是(これ)を過ちと謂(い)う》(孔子)

入試を目前にした若者が座禅に来た。
帰るとき「先生、合格するように拝んで下さい」という。
私は言った。
「二、三回落ちたほうがいいよ。心身が柔軟なうちに上手に落ちる稽古(けいこ)をするんだね」と。

昔から「失敗が人間を駄目にするのではなく、失敗にこだわる心が人間を駄目にする」と言われてきた。
ストレートにエリートコースを走るばかりが能ではない。
そんな人生では、一つ間違ったら高慢な人間になりかねない。

また、失敗に弱い人間になる。
むしろ失敗したことを跳躍台として、ストレートにゆくよりもより高く、より強く立ち上がることができたら素晴らしい。
失敗したことを通して、失敗した人の悲しみのわかる人間になれたら、もっと素晴らしい。

成功しても驕らず、失敗しても落ち込まず、成功、失敗にガタガタしない人間になれれば更に素晴らしい。
入試という人生の一つの関門を、全人教育の場に生かさなくてはもったいない。

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所長視点

「失敗にガタガタしない人間」を失敗耐性の強い人というそうです。

「折れない心」を持っている人は、自分を信じてくれている人を持っている人でもあります。

そして自分自身の本心に気づけたとき、自分が自分を信じれるようになります。

楽しみですねー




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