本心を育むNO530 自力と他力

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「自力の後に、他力あり」って、私はいつも言っています。

自分の力で一生懸命努力していると、それを見たまわりの人から、助けが出るんです。

そして運も向いてくるんです。

ずいぶん前に、ものすごく荒れ果てた神社があったんです。

そこへ新しい神主さんがきました。

その神主さんは働き者で、毎日、一生懸命掃除をして、一生懸命草取りをしていました。

そしたら、それを見ていた近所のおじいちゃん、おばあちゃんが、だんだん手伝うようになっていったんです。

一生懸命、自力で神社をきれいにしようとしている神主さんに感動して、応援が出たんです。

これが「自力の後に、他力あり」。

でも、自力で努力しないで、先に他力をお願いするっていうのは、ダメですよ。

自分で一所懸命にやらないで、「人の応援がほしいです」とか、「神の応援がほしいです」とか、ふざけたこと言っちゃいけません(笑)。

たとえ、人の100倍努力していたとしても、

「みなさんのおかげです」

そう言うんですよ。

人生っていうのは、「順調なとき」と「逆境で苦しいとき」の二つの時期があります。

この「逆境のとき」の過ごし方が大切なんです。

苦しいときに腐っちゃう人。

文句も言わないで勉強して、ぐんと成長する人。

この二つに分かれます。

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所長視点

あることに対して努力しているときに、人が見ているとか、評価されるとか、自分の努力が報われるのだろうかとか、とかく結果に対して気持ちがいってしまいがちですが、結局は、自分自身に対して真剣に向き合えるか?にかかってきます。

向き合っている人は、自分の心が納得しているかどうかが判断基準になって、環境にブレない自分になっていきます。

そうなると自分の魅力が溢れてきて、周りが巻き込まれていくものです。

かっこいいですね

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