野に咲くタンポポでさえ 詩人の魂をふるいたたせ
一匹のこおろぎでさえ 病める人の心を癒す
五体に障害を持つ人も その微笑みで 人の心を照らしそのまなざしで 愛を伝えることができる
生きとし生けるもの そのすべてには 授かったいのちの輝きと役割がある
たとえ何もできなくとも 微笑むことはできる
たとえ貧しくとも 謙虚な生き方はできる
それだけでも立派な奉仕なのだ
授かったいのちの尊さに目覚め あなたなりの生き方で
生きた証の 美しい花を咲かせていこう
私は十七歳の時、一介の奉仕者になろうと決心して、一燈園の門をくぐった。
一燈園の創始者でわが生涯の師・西田天香さんは、無所有・無所得の托鉢生活をまっとうされた人である。入園した若い私に、
人間は偉くならなくていい
人間は立派にならなくていい
人間はお役に立つ人になることである
と諭して下さった。
それ以来七十年、まだまだいたらない私だが、師の教えのような生き方をされておられる多くの方のご縁をいただき、励まされお育ていただいてきた
~ 石川洋さんより ~
所長視点)生きるということは、命をどのように使うか?ということ。それが「使命」になるといった方がいました。自分の命を人が喜ぶために使う。まさに「お役に立つ人になる」ことが人生の喜びとなるのでしょう。悟りの世界ですね
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