今日は引用は
インビクタス 負けざる者たち
になります
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「インビクタス」は南アフリカのラグビーチームを中心とした物語で、マンデラ大統領役をモーガン・フリーマンが熱演している。
マンデラは前政権に27年間も投獄されていた。そのマンデラが南アの新大統領になったとき、大統領就任式に、投獄されていた当時の看守も招待した。
常人には計り知れない、「赦しの人」だ。その赦しはどこまでも果てしがない。大統領を警護するチームに、前政権の白人の警護官を加えたり、官邸の旧職員も慰留した。
「過去は過去だ。皆さんの力が必要だ。我々が努力すればわが国は世界を導く光となるだろう」と言って。黒人と白人が融和するための、魂が震えるような言葉の数々…
「復讐はいけない。敵とこそ一緒に新しい国を作っていこう。」
「赦しが魂を自由にする」
「敵対より和解」マンデラは、44歳から72歳までの、人生の中でも、最も活躍できたであろう時期を監獄で過ごした。
大統領になったのは、76歳の時。そして、その大統領もあっさりと一期で辞めている。この赦しと和解の必要性を、釈放後アフリカ諸国を歴訪して確信したという。
白人を追い出し、黒人単独で支配した国々は、白人の持っていたノウハウが継承されず、独裁となり、指導者の多くは腐敗し、国家の運営は破綻していったからだ。このインビクタスという言葉は、ラテン語で「負けざる者たち」という意味で、英国の詩人の詩だ。『負けざる者たち』
映画「インビクタス」パンフレットより
私を覆う漆黒の夜。鉄格子にひそむ奈落の闇。どんな神であれ感謝する
我が負けざる魂「インビクタス」に無惨な状況においてさえ私はひるみも叫びもしなかった
運命に打ちのめされ血を流そうと決して頭は垂れまい。激しい怒りと涙の彼方には恐ろしい死だけが迫る
だが、長きにわたる脅しを受けてなお私は何ひとつ恐れはしない
門がいかに狭かろうといかなる罰に苦しめられようと私が我が運命の支配者。私が魂の指揮官なのだ
今日のポイント
マンデラはこのインビクタスの詩を、獄中で心の支えにしたそうです。どんな目にあわされても、「赦し」を持ってけっして負けない。勇気をもって、敵対より和解を選びたいものです
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