人生に必要な100の言葉

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本心を育む人生を出発しましょう

実は本心を育むのに一番有効な手段は『本を読むこと』です。
なぜなら、本を読むことは人との深い出会いになるからです

人望がある人に共通しているのは、常に本を読んでいることと言われています
私は50年に人生でそれを実感しました

FUJU
FUJU

今日は引用は

人生に必要な100の言葉

 斎藤茂太 著 になります

今日の本の引用はこちら!

「完全を望むと麻痺が来る」
この言葉は、イギリスの名宰相・チャーチルが言った言葉です。完全を望むということは、いささかのミスも許されないこころの状態です。こころが最大限に張りつめた状態ということです。
一瞬の後には破裂してしまうかもしれないのです。どんな人にも挫折や失敗はついてまわるものです。こころに麻痺が生じないためには、完全を望まない、つまり程よいバランスをとらねばならないということです。
私は、ここまで理解できたときに、「加減」という言葉に思いを馳せたのです。そして、この言葉を日常の「しゃべり言葉」に移し替えてみたときに、「手加減」「さじ加減」「いい加減」をメモに記し、どうやら人生のコツは、こんなところにもあると実感したのです。
「手加減」を『広辞苑』で見ると、「相手の程度・場合に応じて、ほどよく調節すること。手ごころ」とあります。また「さじ加減」は、もとはクスリの調合具合を意味するときに使われました。

気になるのは「いい加減」です。デタラメとか、どうしようもない、というような意味に使われることが多いのですが、『広辞苑』には「よい程合い」ともあります。温泉に浸かったときに、思わず「いい湯加減だなあ」と、よく口に出します。私は、むしろ「いい加減」という言葉には、大切なことがたくさん含まれているという思いが強いのです。
現代は、すべてが慌ただしく、いつでもどこでも何かに追われる時代です。こんなときこそ、「手加減・さじ加減・いい加減」と、こころのなかで呟いてみて、自らに、ゆとりある豊かな「こころの花園」をつくっていただきたいのです。


『人生に必要な100の言葉』青春出版社

今日のポイント

人は、相手に完璧をもとめてどうしても相手のアラや短所に目がいってしまう。親が子どもに対する接し方も自分が子どもの頃、できもしなかったことを子どもに求める。対人関係のコツは「片目はつぶり、もう片方も薄目でぼんやり見る」くらいがちょうどいい
「いい加減」がいいですね     

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