今日は引用は
嬉しく楽しく、幸せになってしまう世界へ、ようこそ
小林正観 著 になります
今日の本の引用はこちら!
人はさまざまな経験を通して幼児性が抜けていき、一人前の人間として大きく成長していきます。もし、言いたいことがあるときは、お互いに意見を主張すればいいのですが、それは笑顔で言えばいいことであって、ケンカをする必要はないんですね。大人になるということはケンカをしないということですから。
『嬉しく楽しく、幸せになってしまう世界へ、ようこそ』廣済堂出版
さらに、家庭のことで言いますと、同じ言葉を他人から言われたときに、怒らないで踏み留まることができるにもかかわらず、同じ言葉を妻から言われるとものすごく腹を立てて爆発してしまう夫がいます。また、同じ言葉を他人から言われても怒らないけれども、夫から言われるとキレてしまう妻がいます。それは、どういうことかと言うと、外では踏み留まる能力があるにもかかわらず、家庭では踏み留まらないということなんですね。
《踏み留まれない》のではなくて、《踏み留まらない》んです。
これを一言で言うと“幼児性”です。どんなに大変な状況であっても、チャンスをいただいていると考え、「自分はついている」と考えられたら、人は大きく変われるのではないでしょうか。
「命」という字は、「人は一度叩かれる」と書きます。
本当の漢字の成り立ちは違いますが、そのようにも読めますよね、という話です。叩かれたとき「有り難き」ことと感謝して、「ついてる、ついてる、ありがとう」と言えるようになることが、人間を磨くことかもしれません。そう考えると、結婚相手は、お互いを磨き合うことができる「砥石」なのです。
ポイントは、「相手を尊敬の念で見られるようになるかどうか」ということ。まずは、自分が尊敬される人になれるか、人間を磨けるかが問われると言えそうです。
今日のポイント
西郷隆盛が尊敬してやまなかった人物に「橋本左内」がいます。橋本左内は、15才のときに「稚心を去る」と語り、幼児性を克服することを人生の指針としました。幼児性が強い人は、自分の思い通りにならないと、拗ねたり、当たり散らしたり、怒鳴ったりする。また、我が強く、我慢ができない。そして、甘いものを好み、厳しいところから逃げようとする…自律した大人になりたいですね・・・
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