今日の本の引用は
『もう一つの幸福論』
小林正観 著です
本のポイントはここ!
「楽しむ」人生を送ろうとしたとしても
今抱えている事情が変わるわけではありません。
事情が変わらなければ「楽」にはなりませんが、
その中で「楽しむ」にはどうしたらいいか?
どんな事情を抱えたとしても、楽しむことのできる自分になったとき
楽しい最高の人生が待ってます
今日の本の引用はこちら!
ワンマン社長として辣腕を振るってきた60才の社長が、
ある日突然心臓麻痺で死んでしまいました。
肉体から抜けた彼の「魂」は、トンネルと林を通り、お花畑に差し掛かりました。
空は青く、寒くも暑くもなく、とても心地よいところです。
すると、天から声が聞こえてきたそうです。「川べりまで行ったら『人生のまとめ』について尋ねる。
川べりに着くまでに、自分がどんな人生を歩んできたのかを、まとめておきなさい」その社長は、人の20倍も30倍も努力をして、頑張って、
怠けることも、休むこともなく、ただただ働き続けました。
会社は大きくなり、従業員は1000人。
商工会の役員も務め、地位と名誉を手に入れたのです。
自分が成し遂げた実績に自信をもっていた社長は、
「努力し、頑張り続けた自分は、きっと神様に褒めていただける」
と胸を張り、意気揚々と川べりまで歩いていきました。川べりにたどり着いたとき、再び、あの声が聞こえてきました。
「それでは『人生のまとめ』について聞く。人生をどれほど楽しんできたか?」
社長は絶句し、答えられませんでした。
「人生を楽しんだ」と思った瞬間が、一瞬たりともなかったからです。
社長は、「人生は努力をするもの、頑張るものだ」と疑わず、
ひたすら厳しく生きてきました。
従業員を叱咤し、家族にも厳しく接してきました。
そんな彼に「人生を楽しむ」という概念は、まったくなかったのです。言葉を失った社長に、「天の声」は言いました。
~ 小林正観氏より ~
「あなたは人生を勘違いして生きてきました。もう一度やり直しなさい」
「えっ」と思った瞬間、社長は息を吹き返しました。
生き返ったのです。彼は今も生きています
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