念を入れて生きる

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50代の女性から相談を受けました。

「末期ガンで余命3ヵ月なのですが、どうしたらいいでしょうか?」

この質問に対して、

「今、『自分がどういう状況に置かれているのか』について感想を持つ必要はないし、評価論評はいりません。今、自分がやるべきことは、自分の目の前にいる人を大事にすることです。やるべきことがあったら、それをやればいい。死は、今、目の前にないのだから、考えなくてよいのではありませんか」

ガンであと3ヵ月の命なら、それをどうやって半年、1年と伸ばそうかを考えるのではなく、3ヵ月の間に「どれだけの人に喜んでもらえるか」をひたすら考えればいい。

「3ヵ月後に死ぬ」ことに、関心を持たなくていいのです。

日々の一瞬一瞬を楽しんで生きていれば、余命がどれくらいあろうと、関係がありません。

私たちは、過去のことも、未来のことも考える必要はありません。

私たちの人生は、3秒前も、2秒前も、1秒前も過去です。

この瞬間だけが「今」です。

だとすれば、過ぎてしまった過去について考える必要はありません。

また、「明日」という日は、永遠に訪れません。

一晩寝て、起きたら「今日」です。

「念」という文字は、「今」の「心」と書きます。

「念」とは、今、目の前にいる人、目の前にあることを大事にする心のことです。

「過去」を悔やむことはなく、「未来」を心配することもなく、「念を入れて生きる」。

「念」を入れた生き方は、必ず「未来」につながっていくでしょう。

今、目の前にいる人を大事にする、目の前にやるべきことがあったら、ただ、ひたすら大事にやっていく…。

私たちにできることは、ただ、それだけのようです。

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所長視点

人間だけが過去や未来に思いがいくそうです。

それは自分の変化を通じて、成長を感じ、未来の可能性を抱くためです。

人と比較することで、不安、心配、恐れが湧いてきて自分が信じれなくなり、過去に未来に思いが飛んでいってしまいます。

いまをの現状を受け入れ、感謝していく… これが最高の生き方ですね!




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