本心を育むNO536 世の光

スポンサーリンク

生涯マスコミに一切姿を見せず、在野の哲人として国民教育に心血を注いだ森信三先生。

全国3000人といわれる門弟の一人、「実践人の家」元理事長・田中繁男氏が読書会に出席するたびに問いかけられた言葉です。

ある読書会で、校内暴力が絶えないことを嘆く教師に対し、森先生はこう尋ねました。

「それで、あなたは何をしましたか」。

その人が黙り込むと、普段は柔和な森先生が凄まじい気魄でこう言ったそうです。

「現在の学校が困難な状況にあることは、私も知っています。

だから、その中でいまあなたが何をしているか、それを知りたいのです。

例えば、満員の講堂が停電になったとします。

しかし、五燭の電灯一つ、あるいはロウソク一本があれば、大きな騒ぎにもならず、無事退場できるのです。

あなたはには、その一本のロウソクになろうとする気持ちがないのですか」

目の前の現実に不平不満を言ったり、批判をするのではなく、その中でいま何をしているかを自らに問いかけよ…。

97年の生涯を「実践」に捧げた森先生の魂のメッセージです。

心したい言葉です。

『人生心得帖』〈監修・藤尾秀昭〉致知出版社
https://amzn.to/3fZAYQl
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

人生心得帖 [ 藤尾秀昭 ]
価格:1320円(税込、送料無料) (2021/4/13時点)


所長視点

自分の責任として受け止め、自分に何ができるのか?

これが「世の光となれ」と語られたイエス様のみ言の意味なのかもしれません

自分の本心は「自分に何ができるか?」の答えを知っています。

本心は第二の神様ですから、本心から帰ってきた「答え」を行動に移す人が、世を暉す(てらす)光となるのです。

その可能性は誰にでもありますし、それが自分の人生を輝かせる方法でもあります

コメント

タイトルとURLをコピーしました