本心を育むNO528 不誠実

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私自身、若い頃に、いろいろな会の幹事を兼ねていたことがあります。

とくに忘年会や新年会などではたくさんの人に連絡を取る必要があったのですが、毎回、毎回「この日だったら空いていたのに」というように自分の都合を言ってくる人がいました。

何回かそういうことがあるうちに、その人の空いている日を確認してから、日程を調整して他のメンバーに案内を出すことにしました。

ところがとてもおもしろいことに、「この日でなければならない」と言った人ほど当日に来ないのです。

当日の朝ならまだいいほうで、当日の昼過ぎ、あるいはその会の直前になって、こんな電話が入ります。

「用事が入って行けなくなった」

用事は勝手に「入った」のではありません。

用事はその人が「入れてしまった」のです。

一度約束をし、それも自分の都合でこの日でなければならないと言ったにもかかわらず、そういう人ほど「用事が入っちゃった」という言い方で平然とキャンセルするのです。

何回も何回も同じ人が同じことをやります。

次第にその人に連絡を取らなくなり、結局、その人はその仲間の集まりには誘われなくなりました。

その人の要望によってその日にしたにもかかわらず、主張していた人が来ない。

これを「不誠実」といいます。

「この日でなければならない。この日にしてほしい」と主張する人ほど、相手の都合に合わせようという概念がありません。

「自分の都合のいい日だったら行けるけどね」と暗に言っているわけです。

そして自分の都合のいい日にしてもらっても、さらに何か用事があれば自分の都合を優先します。

そういう人は、「まわりの人がそれなりに苦労したのだろう。自分のために配慮をしてくれたのだろう。その誠意に応えよう」という気持ちが、もともとないようです。

このような生き方、こうした人間関係を積み重ねていけば、最終的にどういう人間関係になるかというのは容易に想像されます。

心ある友人、誠実な友人というのは当然相手にしなくなるでしょう。

何かいい話や楽しい話があっても、その人には連絡が来なくなります。

「やります」「引き受けました」と言っても、本当にその人がやってくれるかどうかもわかりません。

心ある人ほど、その人からどんどん遠ざかっていきます。

『運命好転十二条』三笠書房
https://amzn.to/3wlqLDD 小林正観

所長視点

『働く』は『他を楽』にすることです。その代価として『お金』をもらっています。

社会に貢献した分だけ、収入が大きくなっていくし、社会貢献したい人たちが集まってきます

自分がどれだけ、他を楽にしているかで、自分の価値が決まってきます。

スキルや能力がない人でも『笑顔』はつくれます。

『笑顔』の人をみると心が軽くなるのであれば、それも『他を楽』にしています。

自分でもできることがたくさんありますよ

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