アイマイさこそのぞましいと考える

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本心を育む人生を出発しましょう

実は本心を育むのに一番有効な手段は『本を読むこと』です。
なぜなら、本を読むことは人との深い出会いになるからです

人望がある人に共通しているのは、常に本を読んでいることと言われています
私は50年に人生でそれを実感しました

この記事では、本を一部分を紹介し、解説することで
本を読む喜びを味わうことができます
1冊でも多くの本と出会うことで、本心の成長につなげるブログです


FUJU
FUJU

今日の本の引用は

本物のおとな論 人生を豊かにする作法

外山滋比古 著になります

今日の本の引用はこちら!

日本語全体としてみると、ヨーロッパ語に比べて、いちじるしく明晰さに欠けて、アイマイである。明治以来、日本人は、それを論理性の欠如のように考えて、ひそかに恥じてきた。しかし、ありのままではなく、あえて、美しい、おもしろいことばで表現するのは、洗練された文化にしかおこらない。アイマイであるのは、百も承知である。むしろ、そういうアイマイさこそのぞましいと考える。

ハダカで平気なのは、むかしの田舎のこどもであった。ものごころがつけば、着物が気になる。大人になれば、ときに分不相応の衣装を身にまとう。ことばにおいても、それに似たことがおこっている。幼いものは、ハダカのことばを使って平気である。しかし、すこしものごごろがつくと、ことばを選ぶようになる。大人になれば、さらに洗練されたことばのおしゃれをする。このことばの洗練という点において、日本は断然、先進国である。アイマイは平和なことばである。やさしい気持ちがアイマイを生む。アイマイの美学は一日では生まれない。洗練という伝統の中でみがかれてはじめて輝くようになる。

~ 外山滋比古さんより ~

本のポイントはここ!

外山さんは、日本人の「包む」文化が言葉の洗練さにも表れているといいます。わざとわかりにくい、不明瞭なことばを使うのは、相手へのやさしい気持であるからで決して、ことばがおくれているわけではない。たとえば日本においては、香典や病院のお見舞い、結婚式のお祝いにむき出しでお金を持っていく人はいない。言葉もこれと同じで、ムキ出しではなく、優しい気持ちを包むからアイマイになるのだという。それは、むやみに人と、争わない、ケンカをしないという大人の作法でもある。人生を豊かにするための日本人が練ってきた智慧なのかもしれません

日本文化の素晴らしさを紹介した
ブログ記事はこちら

世界が憧れた日本人の生き方
義務教育ではなかった江戸時代、寺小屋での教育はまったくの個別指導であり、生徒一人ひとりのペースにあわせた主体性重視の学習指導が行われていた。 幼児から中学生まで、様々な年齢の子どもたちが集まり、教える中心は総合的な人間教育であり、俗に言う「読み書きそろばん」に留まらず、そこに集まる人間との交流から、立ち居振る舞いや、将来人に仕える身となるのにふさわしい行動様式を学ぶことにあると言われるています。 地域コミュニティの原点ですね。


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