「思考する」「考える」というと、頭の中だけでやっている人がほとんどです。
一方で、結果を出す人たちは、思考を紙や画面にアウトプットすることをやっています。
つまり、「文字化している」ということです。
なぜ思考を外に出したほうがいいのか?
算数の計算を思い出していただきたいのですが、九九や二桁までの足し算・引き算なら、多くの人が暗算でもできますが、二桁の掛け算や三桁以上の計算になったら、暗算よりも筆算を選択するはずです。
なぜなら、暗算よりも筆算のほうが正確だからです。
思考も同じです。
頭の中で考えるよりも、外に出したほうが正確に把握できます。
書いた文字は、その人の思考の現れです。
頭の中で思考できていないことは、文字にすることはできません。
そして、思考の量と文字量は正比例します。
たくさん思考している人は、たくさん書けますし、逆にあまり思考していない人は、少ししか書けません。
頭の中で思考はたくさんしているけれども、いざ、文字にしようとすると出てこない…こんな状態は、頭の中がグルグルと回っているだけで、残念ながら思考できていない状態です。
私たちはテレパシーを使って、相手に自分の頭の中身を伝えることはできません。
同じように、相手の頭の中身をのぞくこともできません。
頭の中身を伝えるには、言葉を使って相手に伝わるように整理しなければなりません。
頭が整理できないという人に限って、文字化することをせず、自分の頭の中で思考をグルグルさせてしまっています。
一度、文字化してしまえば、そのことについて頭のリソースを使うことなく、そのリソースを使ってほかのことを思考できるようになります。
脳は不思議なもので、外に書き出していると、その空いたスペースに新しいアイデアや考えを生み出してくれます。
書いているうちに思考はどんどんアップデートされていき、より鮮明なものとなり、現実化が近づいてくるのです。
『思考は文字化すると現実化する』WAVE出版 横川裕之
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所長視点
頭のなかでは悩みが3つあると、3つの悩みがぐるぐる回って脳みそのキャパをいっぱいにしてしまうようです。
考えていることを書き出してみると、頭がすっきりしますし、書き出したことの奥にある自分の「固定観念」「こだわり」が見えてきます。
・自分はなんでも出来なければ評価されない。
・どうせ、みんなはやる気がない
・すべての責任は自分が背負わなければならない
など、そんな生き方出来るはずはないし、誰もそんなことを思ってないのに、自分が無意識にこだわってしまって悩んでいて心が晴れない…
ここに気がついていくと一気に心に光が射していきます
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