本心を育む NO464「光をあてる」

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《どんな人でも完全ではない。その人の欠点だけをひろえば誰でも悪人になる。
悪人でもその長所だけを見つめたら善人ともいえる。
困った石、邪魔な木でも配置をかえたら見事な庭の助けとなる。
工夫と寛容が人を活かす》(松下幸之助)

松下電器産業(現・パナソニック)の創業者であり、昭和を代表する実業家。
松下氏は十歳の時、父親の事業が失敗、尋常小学校の卒業を待たずに大阪の火鉢屋に丁稚奉公し、そこから一代で世界屈指の家電メーカーを育て上げた希代の経営者として知られ「経営の神様」と呼ばれました。
「人に光を当てる」を経営の基本とした氏は社員の長所を見て短所は見ない「人を活かす経営」に腐心されました。
その人使いの妙は紹介した言葉からも窺(うかが)い知ることができます。

また、中国の唐代の詩人の李白のこんな言葉があります。
《天 我が材を生ず 必ず用有り》
天は自分という人間を生んだ。
天が生んだ自分は必ず自分にしか果たせない役割、使命があるはずだ、という意味です。
李白の詩は今日まで千年以上にわたり人々に口ずさまれてきました。
その李白の人生観が窺(うか)がえる言葉です。
20代の青年の集まりで、この言葉を紹介した時、全員の目が輝きました。
若い人たちはこういう言葉を求めているのだと思いました。
良い言葉は人の心に灯をつけるもののようです。

『人生心得帖』致知出版社 藤尾秀昭氏の心に響く言葉より…
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所長視点

使命という字は「命を使う」と書きます。命を何に使うかが「使命」という意味です。そして、自分にしか果たせない使命がどんな人にもある。

それを探すには、「人のお役に立つ」人生を生きようと努力するなかで、神様が導いてくれます。

そんな人生を送っている人が輝いてみえるのだと思います

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