本心を育む NO459 「自分の機嫌をとる」 

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「今の機嫌はどうですか?」と聞くと、多くの人は「普通です」と答えます。
もしくは「機嫌がいいですか?それとも機嫌が悪いですか?」の質問には、「どっちでもないです」という答えがよく返ってきます。
おそらく「普通」も「どちらでもない」も同じ意味合いでしょう。
要するに、「よくわからない」ということです。

機嫌は大事だとわかっていても、自分の機嫌に意識を向けながら生きている人は案外少ないのです。
特に、日頃から結果重視で考えがちな人は、自分がノンフローなまま生きている自覚がありません。
機嫌を問われてはじめて、「そういえば最近、何をしてもおもしろくないし、楽しくないな」と気づくくらい、ノンフローな状態をデフォルトだと思い込んでいるのです。
自分の機嫌に意識が向かないのは、「機嫌に気づく」という感性が養われていないからです。
心の状態を整えるには、「気づき」が不可欠です。

たとえば、上司のミスを自分に押しつけられたら不機嫌になるのは当たり前。
けれどそこで重要なのは、「自分は今、不機嫌だ」という心の状態に気づくことです。
今、イライラしているな。
今、落ち込んでいるな。
心の状態は、自分の感情に気づくという簡単なことで変化します。
こうして自分の不機嫌さに気づくだけで心は安定するのです。

この気づきをもたらすものは俯瞰(ふかん)による客観性です。
「外」に向かって暴走している認知脳を鎮静化させる一番の方法は、ライフスキルを働かせて「内(心)」に意識を向けること。
その時々で自分の心に意識を向けて、鳥の目で見た自分の心の状態に気づくことが心を整えるライフスキルのベースとなります。

自分の機嫌に気づくだけでも、あなたの機能は上がります。
現に、経営者や社員が自分の感情に気づくトレーニングをして業績が上がった企業はたくさんあります。
自分の機嫌に気づくことは人生の質を左右するくらいとても大事なこと。
俯瞰して自分を見て、心の状態に目を向けることを習慣にしていきましょう。

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所長視点

正しい、正しくないの評価を考えることが多くなると、自己中心の発想になるそうです。頭で考えて行動することの限界がここにあるように感じます

人は正しいことを言われても、心が動かないことがあります。思いやりや理解された感を感じることで、一緒に頑張りたい思いになる。

自分の心の状態に関心をもち、評価せず、寄り添っていく…同じ人間関係でも、この工程を習慣化することが、真の家庭づくりにはかなり重要ですね

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