NO448 「結婚はスポーツと同じ」

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本心を育むことば

《努力する気がないなら結婚するな》

少し過激な言い方ですが、これは科学的にも裏付けがあるのです。

米カリフォルニア大学のソニア・リュボミアスキー教授は

「さまざまな科学的な調査から言えることは、今より幸せになりたいと思うのなら、スポーツに取り組むように、日常の出来事に取り組まなければならない」

要するに、「ある日寝て起きてみたら、急に幸せになっている」なんてことはない、というわけです。

スポーツだって、毎日トレーニングをするから技術も上がっていくのです。

幸せになるにもそれ相応の行動や努力を継続しなければならないはずです。言われてみれば当たり前のことですね。

さて、あなたはパートナーとの関係をよりよいものにするために努力する気はありますか?

結婚したら、パートナーは一番身近な存在となります。

パートナーシップについては実に多くの研究がありますが、科学的な研究では総じて、「結婚していない人よりも結婚している人のほうが平均的には幸せな人が多い」という結論になっています。

しかし最近では、その差は小さくなってきているという事実もあります。

「結婚をしたほうが幸せなのか?」「結婚をしないほうが幸せなのか?」

結論から言うと、その差は「努力次第」のようです。

「努力すれば、すごく幸せ。努力しなければ、墓場」…とまでは言いませんが、努力をしなければ、結婚前より幸福度は下がります。

では、ちゃんと努力したらどうでしょうか?「温かな人間関係」が一番身近にある状態になり、とてつもなく幸せになります。

「好き」というより「居心地がよい」と感じるようになるのです。

私たちは脳の「順応」という機能によって、つまり“慣れてしまう”ことによって、ときめきがなくなっていきます。

「結婚した」という事実自体が、高揚した幸福度を元に戻してしまうのです。

そう、注意すべきは、結婚生活=相手がしてくれることへの「慣れ」です。

私たちの脳は、「順応」の機能によって、どんなことでもいずれは慣れてしまいます。

たとえば、どんなにうれしいことでも、それが“当たり前”になってしまい、ありがたさを感じなくなります。

「パートナーがいれば幸せ」「結婚すれば幸せ」は、完全に間違った思い込み。

「パートナーとともに『幸せになる努力』をするからこそ、幸福度が増す」というの真実です。しつこいようですが「彼氏、彼女ができて幸せ」「結婚して幸せ」は幻想!努力が必要なのです。

目を覚ましてください。

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所長視点

人間関係においても結婚にしても、幸せな関係を築くためには、自分が相手を喜ばすことのできる努力ができるか?相手を喜ばす努力をすることで、結果自分が幸せになっていくのだと思います。それが最大の要素だとすれば、相手がどうであるかは、二の次三の次…ということになります

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