今日のお題は江上治(えがみおさむ)さんです
巨人のピッチャーだった人?
有名プロスポーツ選手から経営者まで、
年収1億円を越えるクライアントをカリスマ・ファイナンシャルプランナーです
今日のお題
人脈に関することで、うまくいっている人たちに共通することは何かを考えてみました。
すると、この共通項の最初にあげたいこととして、意外にも彼らが、
「一人で勝とうとは考えていない」
ということがあります。
一人でやっている人はだれもいないのです。
これが「人脈づくり」を大切にする行動につながるのですが、現代は才能をシェアして、チームで勝ちにいく時代であることを、彼らがよく知っているのです。
この考えから、彼らの人脈を重要視する行動が導き出されています。
つまり、うまくいっている人たちは、人との出会いにたいへんなエネルギーを注いでいるのです。
ほぼ毎日、だれかと会食する時間を持つ事業家さえいます。
その際の出費は、自分持ちなのはいうまでもありません。
そこまでして、人脈づくりに熱心なのです。
この行動の根底には、万能の人間、完全な人間などは一人も存在しない、という考えがあります。
自分一人では、事業は成し遂げられないことを知っているのです。
経験や知恵の足りない分は、他人の力を借りなくてはなりません。
周囲の協力を得て、大きな成果を上げるために、時間とお金を人脈づくりに注いでいるわけなのです。
うまくいっていない人というのは、残念ながらこの「他力」がいちばん欠けていると、 私は思います。
人間関係の構築、人脈づくりのために行動することが少なく、一人でがんばってしまう傾向があるのです。
最初はそれでもうまくいくかもしれませんが、永続することはありません。
人脈づくりでのコストとは、相手に有益な情報、価値ある情報を提供することです。
相手は、有益で価値ある情報をもらうことによって、自分の価値が上がるのですから、 情報の提供者は貴重な存在となります。
中国地方で9店舗の美容室チェーンを展開して成功しているHさんは、自分のノウハウ をすべて同業者に公開しています。
流行を把握する方法や、技術の向上の仕方をはじめ、経営のノウハウまで、実例を紹介しながら同業者に情報提供しているのです。
Hさんの場合は、人脈づくりが目的ではなく業界の活性化のためですが、こうしたノウハウを独占していても、いいことはひとつもない、というのです。
みんなが自分の殻に閉じこもってしまったら、業界が廃れてしまう、そうしたら長い目 で見て、自分にとってもプラスは何もない、と。
自分が長い時間をかけて培ってきたノウハウを出し惜しみせず、みんなで分かち合い、 協力し合って、ともに成長することが、最終的には、業界も自分も繁栄する道だというHさんのもとには、当然、多くの人が集まってきます。
彼の分かち合いをポリシーとする人間性が、強い求心力となっているのです。
その求心力による人脈が、より多くの情報の集積をもたらし、結果的に、Hさん自身の 価値を高めているのです。
《手に入れたものは、人に与えよう。分かち合って、どんどんシェアしよう。他力を活かして、皆で成長するのだ。》
万能な人間、完全な人間などいない。 だから、多くの人と協力し合うのだ。 相手に有益で、価値ある情報を 与えてくれる人間に、人は集まるのだ。
『運命転換思考』経済界
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所長視点
社会はgive & take で成り立っています。
そのなかで「まず与えよう。人を喜ばせよう。全体のために生きよう」とする人と
自分の利益を確保するために「与えることを惜しまない」人とがいます。
どちらも与えているので、成功に近づいていくし、人気があり、信頼もされますが、もし
誰もいない無人島に、誰か一人連れていくとしたら、どちらを選ぶでしょうか?
そんな状況でも選ばれる人になりたいですね
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