慌てない。慌てたって間に合わないよ

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「本心を育む」のトリセツ

皆様の本心が刺激をうけ、栄養になりそうなお題を、まさきち所長がチョイスし

まさきち所長視点で解説しています

日々の生活で、真の家庭づくりにお役立てくださればさいわいです

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ほんとうの心の力 [ 中村天風 ]
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まさきち所長
まさきち所長

今日のお題は

中村天風さんです

随分古風な名前ね

まさきち所長
まさきち所長

1876年生まれで戦時中は

大日本帝国陸軍の諜報員だったそうです

今日のお題

人間というものは男女の別なく、いかなる場合にもその人生に生きる際、慌ててはいけないのである。

というのは、人生に生ずる錯誤や過失というものは、その原因が、心が慌てたときに多いからである。

慌てるというのは、またの名を周章狼狽(しゅうしょうろうばい)というが、これは心がその刹那、放心状態に陥って、行動と精神とが全然一致しない状態をいうのである。

だから、さまざまの過失や錯誤が生ずるのも当然である。

そしてそういう心になると、時には笑えない滑稽ともいうべきミステイクさえ行うのである。

たとえば、手に持っているのを忘れてその物品を紛失したと早合点して、大騒ぎして探すなどという、常識ではとても考えられない珍芸さえ演出するのである。

すなわち、結論的にいえば、真に沈着な心こそが、明澄(めいちょう)なる意識を生み出し、明澄なる意識こそがその行動を截然(せつぜん)として遅速緩急誠によくこれを統制するものである。

すなわち武道の極意を把握するものや、その他神技に入るような堪能清廉(たんのうせいれん)な人は、皆この真理にしたがっているからなのである。

「慌てない。慌てたって間に合わないよ」

『ほんとうの心の力』PHP研究所

所長視点

松下幸之助さんの言葉

「大切なことは、うろたえないことである。あわてないことである。

うろたえては、かえって針路を誤る。

そして、沈めなくてよい船でも、沈めてしまう結果になりかねない。

すべての人が冷静に、そして忠実にそれぞれの職務を果たせばよい」

とは言っても慌てるときはよくあるものです。

そんなときに、慌てない、慌てない…と思えば思うほど、慌ててしまいます。

効果があるのは「慌ててる自分に気づき、受け止め、寄り添う」こと

「いま、慌ててるな…慌ててるな…」と自分につぶやいて見ましょう。




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