まさきち所長
今日のお題は
日本人の人間性と密接な
心学のことです
心学って聞いたことないわ
江戸時代に普及した倫理学で
平民のための実践的な道徳だったそうです
心の学びとして農家や武士、商人にも広がったようだね
へー
日本は昔から教育熱心なんだね
今日のお題
本来、日本人というのは江戸時代以来の心学の影響で、自分を高めるということに熱心なんですよ。
心学というのは、神道であろうが儒教であろうが仏教であろうが、いいところがあればそれを取り入れて自分を磨くために役立てましょうという考え方です。
これは日本の思想の非常にユニークなところで、心というものがあって、その心とは玉みたいなものだと考えるのです。
そして、その玉を磨く「磨き砂」は、儒教を使ってもいいし、神道を使ってもいいし、仏教をつかってもいいじゃないか、と。
要するに、心が磨ければ何でもいいというわけです。
これはすごい発想で、いかなる外国の宗教にもない。
たとえば仏教なら仏様の道でしょう。
神道なら神様、儒教なら孔子様、キリスト教ならキリスト様、イスラム教ならマホメット様ですね。
その教えはバラバラでお互いに矛盾しているかもしれないけれど、皆、いいことをいっている。
これを玉のほうから見れば、ああ、役に立つなら何を使って磨いてもいいじゃないか、ということになる。
こういうい発想が日本人にはある。
これは人間学の基礎でもありますね。
『生き方の流儀』(渡部昇一&米長邦雄)致知出版社
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所長視点
自分の心を磨いていくと水晶のようになっていくそうです
人格が高めることは、水晶のような透明感と丸みを帯びていく…
愛の人格は、自分から光を放つというより、神様からの光を受け入れ、より広げていくイメージなのかもしれません。
純粋さからすべてが出発します
人を変えようとするのではなく
自分の心を磨いてく感覚ね
まさきち所長
まるくなればまるほど
人とはぶつからなくなりますよ
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