今日のお題はケイト・マーフィさんです
アメリカの活躍するジャーナリストで
特に人間関係や、人がなぜそのように行動するのかを、科学的に分かりやすく解説することに定評があるそうです
今日のお題
人びとの声に耳を傾けることは、私のような記者だけに必要なことではありません。
たとえばヒット商品を開発したり、一流のカスタマー・サービスを提供したり、優 秀な人材を採用・慰留したり、何かを販売したりするとき、まず最初にすべきは、相手に耳を傾けること。
良き友、良き恋人、良き親であるために必要なのも、耳を傾けること。
すべて、「聴く」という行為にかかっています。
私たちはかつて、友達や家族に直接会って近況報告をしていたものでした。
でも今は、テキスト・メッセージを送ったり、ツイートしたり、ソーシャルメディアに投稿したりする方が多いのではないでしょうか。
今の時代は、数十、数百、数千、もっと言えば数百万もの人に、同時にメッセージを送れます。
でもあなたは一体どのくらいの頻度で、その誰か一人と直接会って、話をじっくりと掘り下げる時間を持ったり、持つ努力をしたりしているでしょうか?
人と直接会っても、私たちは、自分が見たものや経験したことを言葉で表現して伝えるのではなく、スマートフォンの写真を回覧します。
会話をしながら同じ笑いのツボを見つける代わりに、インターネット・ミーム(ある情報がヒトからヒトへ模倣されながら人類の文化を形成していくもの)やユーチューブの動画を見せ合います。
意見が食い違うことがあれば、グーグル検索が仲裁役になります。
誰かの話が30秒以上かかろうものなら、みんなうつむいてしまいます。
話を聞いて深く考えているのではなく、テキスト・メッセージを読んだり、スポーツの結果を見たり、オンラインで何がトレンド入りしているかを確認しているのです。
誰かの話に耳を傾ける能力は、あらゆる人(とりわけ自分と反対意見の人や、要点を早く言ってくれない人)を締め出す能力に取って代わってしまいました。
『LISTEN 知性豊かで創造力がある人になれる』日経BP
https://amzn.to/2Utj4wQ
所長視点
インターネットやSNSの影響で、会話の最中もスマホをいじる人は少なくありません。
同時に、ネットやSNSでのやり取りが主になったため、実際に会って話を聞くことが少なくなりました
更にコロナ禍でリアルに会うことがますます減ったように思います
聞き上手になるには「傾聴の三動作」
「話し三分に、聞き七分、うなずき、あいづち、驚きの表情」
「はひふへほ」げ基本。
「は~」「ひー」「ふ~ん」「へ~」「ほーほー」
誰の話でも聞ける人が家庭力をUPするのに近道かもしれませんね
コメント