今日のお題は
石川善樹さんです
初めての方ですね
1981年生まれで予防医学研究者、医学博士です
「人がよりよく生きる(Well-being)とは何か」をテーマとして、
企業や大学と学際的研究を行っています
今日のお題
私は予防医学の研究者です。
予防医学とは病気を治すのではなく、病気にならないようにするにはどうしたらいいかを研究する学問です。
これから健康のために大切なことを語りたいと思いますが、そこには食生活、ウォーキングなどの運動、健康食品などは一切登場しません。
健康になるために、 もっとも大切なのは「つながり」なのです。
「つながり」とは平たく言うと人間関係のことです。
いつもあなたの前に座っている職場の同僚、しばらく連絡を取っていない中学校時代の同級生、犬の散歩をしているときによく出会って挨拶を交わす近所のおばあさん、故郷の両親、そしてあなたの配偶者……。
みんなあなたの「つながり」であり、あなたを健康にしてくれる大切な存在なのです。
運動よりも同僚との関係が健康に効くと聞いても、ピンと来ないかもしれません。
でも、これは絆を深めて助け合えば、どんな病気にも打ち勝てるといった根拠の薄い精神論ではなく、最新の予防医学が実証している事実です。
「つなが り」の“健康力”に関しては次のような発見があります。
●「つながり」が少ない人は死亡率が2倍になる。
●同僚があなたの寿命を決めている。
●「つながり」が単調な男子校出身者は早死にする。
●お見舞いに来てくれる人の数で余命が変わる。
●女性が長生きなのは「つながり」を作るのが上手なことも関係する。
●たくさんの「つながり」を持つほど長命である。
●「つながり」が幸せ感を高めてくれる。
その反面、日本人は「つながり」を作るのが不得意であり、それは日本人の健康力に悪い影響を与えている可能性があります。
日本人の「つながり」には次のような特徴があります。
●日本人は「つながり」が少ない。
●普段一人でいるか、家族以外と「つながり」がない無職の独り身が増えている。
●孤独死が多い。
●日本人の高齢者の満足度の低さは「つながり」の希薄さにある。
●日本人男性は悪い「つながり」でメタボになりやすい。
ダイエットや運動にはそれなりの準備とコストが要りますが、「つながり」作りはその気になれば今日から始められてほとんどコストがかかりません。
さらに「つながり」には「3次の隔たり」、つまり友達の友達の友達、同僚の配偶者のママ友、両親の知人の配偶者にまで波及するという特性があります。
つまりあなたが始めた「つながり」による健康作りは、周囲の人にも広がっていく可能性があるのです。
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所長視点
つながりに無理に広げようとすると、ストレスになることもあります。
まずはいまのつながりを大切にすることから始めるのがよいでしょう。
雑談をする機会を増やす、家族に笑顔で「ありがとう」を言う、職場で挨拶をする……。
そんな工夫で自分が健康になり、周りにも幸せにすることにもつながる
聖書によれば…
主なる神は言われた、「人がひとりでいるのは良くない」
なるほどね~
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