今日のお題は
小泉十三さんです
今日のお題
『アメリカの某出版社の社長が、心理学者に社員の心理カウンセリングを依頼した。
アメリカでは、会社主導の心理カウンセリングは日常茶飯だから、社員たちは、何の疑いもなくカウンセリングに応じた。
だが、社長には、社員には告げていないもくろみがあった。
それは、「我社の社員一人ひとりの創造性を調査する」というものだった。
社長は、自社の社員の創造性に不安を抱いて、そのユニークな心理調査を依頼したのだ。
はたして、一年間にわたって社員一人ひとりの心理調査を行った心理学者は、じつに興味深い報告を社長に提出した。
「創造性のある社員と創造性のない社員は、半々だった。だが、その両者を分けるのは、けっして先天的な能力ではなく、きわめてささいなことだ。
創造性のある社員は、自分を創造的だと思っており、創造性のない社員は自分を創造的でないと思っている。
その違いがあるだけだった」
創造性のあるなしは、芸術学部で勉強したからでもなく、絵や音楽が好きだったからでもなく、作家やデザインを学んだからでもなく、単に自分は、創造的だと思っているか、そうでないかの違いだけだという。
それは、実績や経験のあるなしでもない。
いわゆる、「根拠のない自信」があるかどうかだ。
これは、あらゆることに言える真理でもある。
創造的であるということは、未知なことや新しいことにチャレンジするということ。
その未知なことや未経験なことに挑戦するには、「根拠のない自信」が必要だ。
自分は創造的であるという根拠のない自信があれば、人は必ず創造的であろうとする。
そして、創造的なことに興味や好奇心が湧き、創造的な人に会い、創造的な(ウェブ)セミナーを受講し、自然と、創造的な情報が集まってくるのだ。
(頭がいい人の習慣術/河出書房新社)
所長視点
「自信がある・ない」とか「自己肯定感がある・ない」などに明確な基準があるわけではありません。
その基準を決めているのは自分。
人から色々言われて、それを受け入れるか、どうか決めているのも自分。
自分の中身は自分が決めて、カスタマイズしているのですね。
なにか怖いような、希望のような気がします…
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