NO438 「パラダイム・シフト」

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世界は一変させられてしまった、と言っていいと思います。新型コロナウィルスの影響は、そのくらい大きなものでした。それこそ日本の終戦後まもなく、まだ焼け野原があちこちに残っているような時期に匹敵するのではないか、とさえ私は思っています。コロナが変えたのは、感染対策を意識した生活様式だったり、リモートワーク導入をはじめとした働き方の変化だったりですが、実はそれにとどまりません。コロナは、人の意識を大きく変えたのです。わかりやすくいえば、人を大きく二極化させていきました。
これぞチャンスと新しいことに踏み出していった人。そして、元の世界に戻ってくれるのを、じっと待ち続けている人。強制的にいろいろなものがリセットされていく中、多くの気づきを得た人も多かった。なるほど、幸せはここにあったのか、と気づいた人もいる。はっきり理解しておかなければならないことは、もう元の世界には戻れない、ということです。待ち続けても、戻らない。戻ったとしても、そこには元の社会はありません。すでに、パラダイムはシフトしたのです。
もう過去は戻ってこない。すでに社会は、次のステージに進んだのです。既存の仕組みを立て直そうとしている場合ではありません。完全にシフトしないといけないのです。では、新しい時代に向けて、どうすればいいのか。1つ確実に言えることは、アフターコロナ時代には、まだ正解がない、ということです。こうすれば確実、というものがない。こういうときには何をしなければいけないのかというと、どんどん動いていくことです。何かアクションを起こす。手数を増やしてみる。最も危険なのは、じっとしていること。待っていることです。じっとしていても、何も起きないから。何も得られないし、何も成長できないから。思うようになど、簡単にいくはずがないのです。せっかくなら壮大な実験をして、自分だけの正解を見つけてみるべきだと思うのです。コロナは、そのチャンスを与えてくれたと私は思っています。そして、大事なことは、これからの1年、2年が、この先の人生に大きな影響を与えることは間違いない、ということです。
~ 本田直之さんより ~


所長視点)正しいから進むのではなく、自分の進む道が正しい。迷ったらGO です。自分を変える絶好のタイミングがやってきました。何かやってみる。そこから何かを得て次のステップに進む。そうやって自分なりの正解を模索していくときですね。

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