今日のお題は
金城学院大学学長、柏木哲夫さんです
へー どんな方なんですか?
1939年生まれで精神科医。専門はターミナルケア。
キリスト教の信仰をもっている方ですね
今日のお題
(これまでに2500名もの方を看取られてきて、何か発見されたことはありますか?の質問に)
人は生きてきたように死んでいくということです。
これは私の実感ですね。
ですから、しっかり生きてきた人はしっかり亡くなっていかれますし、 表現はおかしいけれども ベタベタ生きてきた人はベタベタ亡くなっていく。
それから、周りに感謝をして生きてこられた人は、我々にも感謝をして亡くなられるし、不平ばかり言って生きてきた人は不平ばかり言って亡くなっていくんですね。
このことは、よき死を迎えるためには、よき生を生きなければいけない、ということを教えてくれていると思うのです。
では、よき生というのはいったい何か。
そこには個人の主観がだいぶ入ると思うんです。
Aさんにとってよき生とはこうだし、 Bさんにとってよき生とはこうだというふうに、人によって皆違う。
ただ、2500名の看取りの中で私が感じることは、
やはり前向きな人生ということ、それから周りに感謝できるということ。
その2つに集約されるような気がして仕方がないんです。
物事には必ずプラスとマイナスがありますが、 物事のプラス面をしっかり見た生き方をしてこられた方々。
そういう方々の生は、やっぱり前向きでよき生なんだろうと思うんです。
それから、 感謝 というのはとても重要なキーワードだと思うんです。
家族に対して、周りの人たちに対して、最後に「ありがとう」と言いながら、そして自分も相手から「ありがとう」と言ってもらいながら生を全うできるのも、よき生だと思うんです。
そういう生を全うする人を、 私は人生の実力者と呼んでいるのです。
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所長視点
私達は、今まであなたが発してきた言葉でできている」ともいえます。
我々は、今まで使ってきた言葉の通りの人生を歩いている、ということです。
お釈迦さまはこう言われました
『すべてが今のあなたにちょうどいい』
死ぬ日もわたしにちょうどいい…のかな
日々を感謝していこうっと
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