今日のお題は
社会心理学者の内藤誼人(よしひと)さんです
社会心理学???
ビジネスを中心とした実践的、応用的な心理学技法をわかりやすく解説することに力を注いでいて、人気のある方ですよ
今日のお題
気分は毎日の活動、お金、地位、個人的な関係よりも重要なものといえます。
というのは、誰もがこれからのことを気分のフィルターを通してみているからです。
どんな偉業を達成しようが、どれほど富を築こうが、気分が落ち込んでいたら、そ んなことはどうでもよくなる。
逆に、明るい気分でいれば、最悪の状況に陥っても、何とか乗り越えられるという楽観性を持つことができる。
幸せでいるためには、毎日の気分がよくなければならない。
そのためには、いつでも上機嫌でいるクセをつけよう。
たとえ不機嫌なことがあっても、「上機嫌でいるフリ」をしよう。
鼻歌を歌いながらスキップし、「アハハ」と大きな笑い声を出して、上機嫌なフリをしていれば、気分のほうもつられて上機嫌になっていくからである。
私たちの気分は、行動によって引き出される。
ムリにでも笑っていると、本当に楽しい気分になっていくのだ。
心理学には、「顔面フィードバック仮説」というのがあり、笑顔の表情を作っていると、私たちの脳みそに喜びの信号がフィードバックされ、どんどん快適な気分になっていくことが知られている。
どれくらいやればいいのかというと、わずか1分間。
イリノイ大学のマヤ・タミールの実験では、たった1分間、笑顔を作らされたグループでは、気分のほうも高揚したというのである。
いつでも不機嫌な人は、眉根を寄せて、不機嫌な顔をしているのが悪い。
口角をあげ、ニコニコする表情を作るクセをつければ、気分もよくなり、上機嫌でいられる。
そして、上機嫌でいれば、世の中のどんな出来事も、ハッピーな気持ちで 受け入れることができるようになるのだ。
トイレに立ったときには、鏡に向かって笑顔を作る習慣を持とう。
電車に揺られて出社するときにも、笑顔を作る練習をしよう。
笑顔の表情を作れば作るほど、みなさんの気分はよくなっていく。
「ウソだろう」と思われるかもしれないが、これは本当の話なのだ。
ぜひお試しいた だきたい。
つまり、嘘でもいいから、笑顔をつくったり、スキップしたり、笑ったりして、あたかも上機嫌であるかのように振る舞う。
しかし、不機嫌になるには、自分の感情や気分のおもむくままにしておくだけでいい。
すると、嫌なことがあったときなど、我慢できずに、すぐに不機嫌になって、まわりに当たり散らしたり、怒りっぽくなったりする。
そして、ふてくされたり、落ち込んだり、顔に出たりする。
それは、小さな子どもと同じで、自分にもっと注目して欲しい、気づいて欲しい、とまわりに伝えてる。
まわりの人に、「機嫌をとって欲しい」、「ちやほやして欲しい」と訴えている。
これは、レストランなどで、威張ったり、怒鳴ったりする人も同じ。
威張ったり怒鳴ったりすることよって、もっとちやほやして欲しいと言っている。
つまり、自分の感情に流されやすい、意思が弱い人だ。
齊藤一人さんはという。
自立している大人は自分で自分の機嫌をとれる。
つまり、意思の力で、「ニッコリ笑ったり」「優しい言葉かけたり」して、上機嫌そうに振る舞えるからだ。
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所長視点
「悲観主義は感情からくるもの、楽観主義は意志からくるもの」といった方がいます
機嫌よくなるためにも、いまの不機嫌の感情を受け止めつつ、自分の意思で機嫌よく振る舞う努力をする。「自分の機嫌は自分で取る」です
自分の感情が不機嫌になることを「悪いこと」としていくこともNGです。
感情に良いも悪いもありません。ただ現状に気づき、寄り添い、自分の意思で機嫌よく振る舞おうとする。その結果、不機嫌のままでどうにもならないこともありますが、それもまた受け入れていく…
これが心を中心とした生き方になります
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