今日のお題は
営業コンサルタント、浅川智仁さんです
今日のお題
私はかつて、大学を卒業後、就職活動で内定をもらえずに、銀座のクラブでボーイとして働いていたことがあります。
これは、そのときの話。
ある日、お店のママが、あるテーブルを指さして、私に言いました。
「あのテーブルにいるお客さんを見てごらんなさい。あの人はねぇ、仕事ができる人よ」
ママが指さした先には、上司らしい会社員が、部下であろう若い社員を連れて飲んでいます。
顔に見覚えはなく、その日初めてやって来たお客さんです。
なのに、ママは、「あの人は仕事ができる人」だと断言する。
私が、「どうして、そんなことがわかるんだろう?」って思っていると、ママはこう続けました。
「あの人はね、自分が楽しもうとしてない。まわりを楽しませようとしてるでしょう」
言われてみれば、たしかにその上司らしき人は、「○○君、飲んでる? グラス空いてるよ」と声をかけたり、会話に入れていない人に「最近どう?」と話しかけたり、まわりに気をくばっていました。
お店に来るお客さんのなかには、「高い金を払っているんだから、オレを楽しませろ!」と言わんばかりに、店員に横柄な態度を取る人も少なくありません。
でも、このときのお客さんは、当時の私のような若造のボーイのことまで目に入っていて、「お兄ちゃん、こっちおいでよ。20歳過ぎてんでしょ? 一緒に飲もうよ」 なんて、気さくに声をかけてくれる。
まわりへの気づかい、観察力、そしてコミュニケーション能力。
私は、お店のママの「あの人は仕事ができる」という言葉が腑に落ちて、「ああ、カッコイイな」と思ったのを覚えています。
『仕事ができる人は、3分話せばわかる』三笠書房
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所長視点
「オレを楽しませろ!」と言う人か「まわりを楽しませよう」とする人は、ちょっと話せば、すぐにわかります。
また「まわりを楽しませよう」としている人でも、「自分も一緒に楽しんでいる人」と、自分はただ「犠牲になって楽しんでない人」がいます。
人は「居心地のよさ」でそれを感じるのかもしれません
いつの間にか人が集まり、その人はその中心にいる人は「居心地のよい人」で「自分も喜び、周りを喜ばせようとしている人」
良寛さんは「おら(俺)がおら(俺)がの『が(我)』を捨て、おかげおかげの『げ(下)』で生きよ」と
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