《投げかけたものが返ってきます。優しさを投げかけると優しさが。笑顔を投げかけると笑顔が。》(小林正観)
人に優しくしたら、優しくされやすい。
笑顔で会話をすると、相手も笑顔になりやすい。
実は、逆もしかり。
むしろ逆から考えるとよくわかると思います。
いら立ちを投げかければ、相手もいら立ち、他人の不幸を願えば、自分にも災いという形で返ってきます。
イライラしながら攻撃的に相手と接して、相手が満面の笑みになることはありません。
もし立場が上の人が、強圧的に部下に命令したら、その人は一時的にいうことを聞くフリをするかもしれません。
しかし、その人のストレスは、別の形で発散されます。
お釈迦さまは、それを「因果応報」という言葉を使って説明しました。
宇宙の法則のひとつです。
昔、インドのある王さまが、国内の治安について考えていました。
多額のお金をつぎ込み、警察(兵隊)を使い、民衆を強制的に抑えつけても、よけいに暴動が増えるだけでした。
抑えた分、反発があるのです。
暴動は増え続け、さらに多くの警察を雇い、財政はどんどん圧迫されました。
そこで、お釈迦さまの「因果応報」という考えを、教育などに取り入れました。
「人に嫌なことをすれば、嫌なことをされる。良いことをすれば、良いことをしてもらえる」
このシンプルな本質を伝えたことにより、国民は自分の行動を少しずつ考えるようになりました。
それだけで暴動がなくなり、治安が良くなったので、民衆も仕事がはかどり、物流も良くなり、国が豊かになっていきました。
人々には笑顔があふれていきました。
「負の連鎖」から「正の連鎖」にしていくには、このシンプルな法則を理解しておくといいようです。
『正観さんのしあわせ絵言葉』 斎灯サトル 廣済堂出版
https://amzn.to/3goQULX;・
所長視点
笑顔を投げかけたのに、無視されたり、嫌味が返ってきたりすることもあります。
そのときは、まだまだ自分の心の見えないところに、笑顔でない部分があったり、今までの笑顔でなかった分の借金の返済の分かもしれません。
しかし、笑顔で投げかけたものは何倍にもなって返ってきます。
楽しみながら笑顔を投げかけていくこととしましょう
コメント